2009年09月06日

【精油プロフィール】イランイラン

【精油プロフィール】イランイラン南国の休日を思わせるエキゾチックで甘く、フローラルな香りがするイランイラン。
名前はマレー語で“アランイラン(Alang llang)”=「花の中の花」という呼び名に由来します。
古くから香水の原料として使用されてきました。

昔から官能的な気分にさせてくれる香りとして有名で、セクシャリティに関するトラブルには不可欠の精油。
インドネシアでは、新婚のカップルが夜を過ごすベッドにイランイランの花をまきちらす風習があるそうです。


新鮮な花を水蒸気蒸留法および水中蒸留法で蒸留しますが、最初の蒸留分 約40%を“イランイラン エキストラ”と呼びます。
これが最上級品とされています。
さらに1級、2級、3級と取ることが可能ですが、質は落ちます。
また1~3級を分留せず“コンプリート”オイルとして作られることもあります。
ちなみに3級以後のものが“カナンガ”の名称で市場に出ることもあります。


イランイランはその昔、「貧乏人のジャスミン」と呼ばれたこともありました。
現在は華やかな香りもさることながら優れた揮発保留剤ともなるため、高級な香水にも広く使われています。

【精油プロフィール】
イランイラン Cananga odorata バンレイシ科
抽出部位;花
抽出方法;水蒸気蒸留法、水中蒸留法
原産地;マダガスカルなど
主な成分;リナロール、ゲラニオール、酢酸ベンジルなど
期待できる作用;抗うつ作用、鎮静作用、血圧降下作用、抗炎症作用など
香りの特徴;エキゾチックで甘いフローラルの香り
お手軽度;★★★★
注意事項;まれに皮膚刺激の可能性あり。妊娠初期の使用は避ける。使用量が多すぎると、頭痛や吐き気がでることも
相性のいい精油;オレンジ、グレープフルーツ、サンダルウッド、シトロネラ、ジャスミン、ネロリ、パチュリー、バーベナ、ローズ、ベルガモット、メリッサ、ラべンダー、レモン、ローズウッド、ベチバーなど。単独でも、とても魅力的な香りのエッセンシャルオイルです
心への作用;アドレナリンの流出を抑制します。神経をリラックスさせ、不安な時やパニック時には感情を解きほぐします。幸福感を高めてくれます。
体への作用;ホルモンバランスを整え、PMS(気分のムラ)や更年期のトラブルに有効。高まった血圧を下げ、速すぎる呼吸を整えます。ストレスによる性的障害のケアにも。
肌への作用;皮脂分泌を調整する働きがあり、ヘアケアにもよく使われます。


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Posted by KAORIKANスタッフ  at 16:55 │Comments(0)精油プロフィール

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