2010年08月23日

【精油プロフィール】ジャスミン

【精油プロフィール】ジャスミンその甘美でエキゾチックな花の香りから、香水原料などとしても古くから愛され続けているジャスミン。
膨大な量の花からほんのわずかな量しか採れないので、大変高価な精油です。
情緒に深く作用し、感情の混乱からくる不安を和らげ、自分自身を取り戻します。
落ち込んだ時や悲しみの時の助けにもなってくれるでしょう。
分娩を促し苦痛を和らげる働きがあるので、出産時に用いられます。ただし、通経作用があり早産に繋がる恐れがあるので、お産が間近になるまでは使用しない事。
また母乳の出を促進し、出産後のブルーな気持ちを引き上げ、心と身体の回復を助け穏やかな生活作りにも役立ちます。

ちなみに、ハーブティーでもジャスミンティーは人気のお茶の一つですが、ジャスミンをシングル(単品)で飲むことはあまりありません。
他のハーブや中国茶、紅茶などとブレンドして飲みます。
名曲『オリビアを聴きながら』のなかで、「ジャスミンティーは眠り誘う薬」というフレーズがありますが、幸福感を与え、緊張を解きほぐしてくれるリラックス作用があることから生まれたフレーズなのかも知れませんね。

【精油プロフィール】
ジャスミン Jasminum officinale、Jasminum grandiflorum モクセイ科
抽出部位;花
抽出方法;揮発性有機溶剤抽出法(アブソリュート、abs.)
原産地;アルジェリア、モロッコ、エジプト、イタリア、フランス、インド、コモロなど
主な成分;酢酸ベンジル、酢酸フィティル、フィトール、cis-ジャスモン、ジャスミンラクトンなど
期待できる作用;抗うつ作用、抗炎症作用、子宮強壮作用、通経作用など
香り;甘美でエキゾチックな濃厚な花の香り
お手軽度;★
注意事項;妊娠中の使用不可、皮膚刺激の可能性あり、香りが強いので低濃度で使用すること
相性の良い精油;粗い香りを柔らかくするため、あらゆるエッセンシャルオイルオイルと合います。特に相性が良いのはローズ、サンダルウッド(白檀)、クラリセージなど。その他シトラス系のエッセンシャルオイルとも良く合います。
心への作用;心配事や不安、恐怖心を和らげ、落ち込んだ気持ちを癒します。
体への作用;生理痛を緩和するなど婦人科系のトラブル全般に良く、ホルモンのバランスを整えます。出産時にも使われます。
肌への作用;肌を保湿し、加齢肌や乾燥肌のお手入れに効果的。


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Posted by KAORIKANスタッフ  at 12:13 │Comments(0)精油プロフィール

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